2007-02-25

TCA07: St6

レース序盤から総合 2 位に Voigt を着けている Team CSCBobby Julich (USA)、Stuart O’grady (AUS) を中心にアタックを繰り返し、リーダージャージ擁する Discovery Channel を揺さぶる。レースは中盤まで逃がしては捕まえ、逃がしては捕まえを繰り返す。一時はプロトンが激しい攻撃に耐えかね、まっぷたつに分かれると云うところまで行った。

そしてリーダージャージの Levi Lepheimer (USA, Discovery Channel) の大切なアシスト、George Hincapie (USA) が第 2 集団に残される。スタート直後にドクターカーまで下がることを繰り返していた Hincapie、昨日の TT で思うような成績が残せず、スネて調子を下げてしまったかと思ったけど、自ら第 2 集団を引っ張ってリーダージャージの集団に復帰する。2005 年 Tour de France のまったく引かなかったステージ勝利、昨年の Eneco Tour でのトロフィー投げ捨て事件で株が下がっていたけど、ちょと見直した。

その後 O’grady を含む 10 人強の逃げ集団が決まり (VeloNews のテキストライヴは逃げ集団に誰が含まれているかリポートしてくれない)、一時は 3 分の差がついて O’grady は暫定総合 1 位になる。でも Basso、Hincapie、Danielson という強力なアシスト擁する DSC がこれを許すはずもなく、ゴール地点の Santa Clarita の最終周回で捕まえる。

フィニッシュは Gerolsteiner が列車を組み、Thor Hushovd (NOR, Crédit Agricole) や Paolo Bettini (ITA, Quickstep-Innergetic) が上がってくるなか、なんとなんと Juan José Haedo (ARG, Team CSC) が今大会 2 勝目。しかも今回はオグレ兄さんの発射台なし (Voigt か Julich あたりがアシストしたかも)。CSC は今大会 3 勝目。総合に絡む動きはできなかったけど、レーススポンサーでもある CSC にはオイシい展開。

第 4 ステージ終了後のインタヴューで「このレースは勝つつもりなかったけど、調子が良かったから勝ちにいっちゃった♪」とかのたまっていた Bettini。ホントこのひとは強い。

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