2007-06-06

GdI07: Stage 19-20

あと 2 回。あきらめないでがんばる。

Stage 19: Treviso - Comano Terme, 179km

翌日の ITT を控えた、雨のステージ。寒いし、冷たいし、明日は重要ステージで、誰だって動きたくない。逆にいえば逃げたら決まりやすいステージ。

ステージ優勝者は、Iban Mayo。かつて Lance のライバルと目されながらも、ツールの重要山岳で遅れること数えきれず。地元チームである Euskaltel のエースでいることのプレッシャーから逃れるためか、Saunier Duval 移籍後、初勝利。Giro での勝利も初めてだそう。Saunier 今大会実に 4 勝目。最後の山岳で逃げ集団から飛び出し、見事逃げ切ると云う山岳スペシャリストらしい勝ち方。

みんな厚着なのに、Rasmussen はなんでこんな薄着なんだ? 体脂肪だっていちばん少なさそうなのに。

沖さんのトークききたかったよー (泣

Stage 20: Bardolino - Verona (ITT), 43km

昨日に続いて雨。スリッピーな路面にゴール前が石畳。落車がでなければいいけれど。

初日の TTT を獲る予定で Zabriskie、Cencellara、Arvesen と TT チャンピオンをそろえたものの、Liquigas のモティヴェイションの前に敗退した CSC。世界チャンピオンの Cancerela はすでにチマコッピに叩きのめされてリタイア。ここはプロトンの不思議ちゃん、ザブやんを応援する。

と、当然のように暫定 1 位を奪取。暫定 2 位、Bodrogi から 30 秒のアドヴァンテイジ。グランツールの最終 TT って、TT スペシャリストよりも総合上位のがいい結果を出すような気がする。3 週間走り続けてきて、身体も疲弊しきっているし、フレッシュな状態での TT とはワケがちがう。もちろん技術も重要なんだろうけど、モティヴェイションが大きなファクターを占めるみたい。去年の TdF のマイヨ・ブランのかかった Cunego なんかが好例。逆に TdF 05 の Rasmussen みたいに、プレッシャーに押しつぶされちゃう場合もあるみたいだけど。

徐々に雨雲は去って、路面が乾き始める。こうなると、出走順がうしろのほう、総合上位のほうが有利。Savoldelli が Zabriskie から 38 秒差で暫定 1 位を獲る。

サヴォの TT はいつも目の覚めるような走りをしてくれる。ラインどりにまったく無駄がない。

TT ポジションの美しさ: ザブ
ラインどりの美しさ: サヴォ

その Cunego、総合 4 位につけて Simoni を蹴落とせば Milano でのポディウムにも手が届く位置にあるのに、伸びない。

Simoni を蹴落としたのは Cunego ではなく、総合 5 位に着けていた Eddy Mazzoleni。Zabriskie から 2 秒差で 2 位になってしまった。

スタート前の Simoni はとくに緊張した様子を見せず、笑顔を見せていた。余裕の、というよりは達観しているような…。Simoni がこんな穏やかな表情を見るのは、珍しいんじゃないかな。はもともと TT は得意ではなかったらしいけど、結果は奮わず、総合 3 位を Mazzoleni に明け渡してしまう。

ステージ優勝は山岳で遅れてしまい、エースの座を Mazzoleni に明け渡した Savoldelli。娘大きくなったなー

次でやっと最後。タイムアウトだな、こりゃ。

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