2007-08-15

糸魚川追悼ラン: Day 1st

2007-08-05 Sun.
東京-富士見町蔦木宿

この旅で最長コース。元気なうちに距離をかせがないとね。

旅慣れていないせいか、荷物が多すぎた。満載のキャリア、いつもと重心のかわった自転車に慣れず、ダンシングができない。大垂水峠ですら苦戦してしまう。降りの加速はキモチがいいのだけれども、やっぱり重心のかわった自転車をコントロールするのはむずかしい。だいたいブレーキをかけても、自分が予想した距離よりも進んでしまう。危ない。

キャリアは TOPEAKシートポスト 1 点で留めるタイプのもの。これがやっぱり不安定。走っているうちに曲がってくるし。エンド付近にも固定できるタイプのものとくらべたら、安定感は雲泥の差なんだろうなあ。フロントにも荷物が積めれば、荷物も分散できるだろうし、ツーリング車がほしくなっちゃう。今回はノーマルのフロントダブルでどの峠もクリアしたけど、やぱ荷物が増えたらトリプルはほしいかも。もしくはスプロケをワイドレシオにするか。23c のタイヤに不満はなかったけど、天気が悪かったらどうかな。

1 日目は午後から雨の予報。道中メンテができないことを見越して、チェーンにはふだんつかわないウェットルブを採用。これで排気ガス濃厚の都内の甲州街道を突っ切ったものだから、みごとにドロドロw チェーンもスプロケも見たことのない色になってた。これで 5 日間を過ごすことになってしまった。

排気ガスってのはすごいもんで、自転車で走っていると汗で濡れた両方の腕にポツポツとシャーペンの芯の先ほどの黒い点がたくさんつくんだけど、これみんな排気ガス。幹線道路付近を歩くと、これみんな吸い込んでるわけだよ。

高尾付近から、一気に景色がかわる。建物は姿を消し、道路の両側に木立が生い茂る。緑の匂いが鼻腔をくすぐる。夏の匂い。

相模湖付近では、法政大学のチームが練習しているのに出くわした。やつら 1.5L のペットボトルを背中に入れて走ってるのね。信号待ちで補給してた。しばらく牽いてもらった。

この旅の記録のために、mixi 日記にことあるごとに写真と走行距離を上げていた。ホントただの記録のつもりだった。そこにパンチョーさんをはじめ、moon さん、tica ちゃん、たださんから思いがけなく声援をいただいた。2 日目のゴールまでは、孤独な闘いだったわけだけれども、声援をいただいたことで、不思議と力がわいてきた。ああ、応援て本当に力になるんだなあ。今度レースを観に行くときは、声の届くところで、声のかぎり応援しよう。やっぱり力になるもの。

笹子トンネルは危険と mee さんからおそわっていたので、回避ルートの笹子峠を登ることに。荷物を積んで登るのはキツかったけど、登るほどに下がっていく気温が気持ちよかった。山頂部はトンネルになっている。ここも mee さんから話にきいていたんだけど、短いけど明かりがなく、まっすぐだけど路面の悪いトンネル。つい足下を見てしまうと、バランスを崩してしまう。出口の明かりだけを見つめて突っ切らなくてはならない。すっかり下がった気温。簡易な温度計をハンドルに貼っておくとよかったかもなあ。走行距離といっしょに mixi 日記に上げておけば、それはそれでおもしろい記録になったかもしれない。降りる前にアームウォーマー、ウィンドベストで防寒対策をした。マジで寒かった。とちゅう 10 人ほどの登山客集団に出くわした。ダウンヒルも調子に乗ると危ない。

くだりきると、すっかり気温も上昇。とっととウインドベストとアームウォーマーは脱いだ。

ちょとのんびり走りすぎたようで、今日の目的地、道の駅蔦木宿に着いたのはとっくに日も暮れた 20:00 くらい。温泉で汗を流すことはできたけど、お食事処は閉まってしまった。休憩所も 21:00 までだったのでゆっくりもできず。途中で買った明日の朝食用の菓子パンを半分食べて、もってきたシュラフで野宿を決め込んだ。

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