2007-08-12

糸魚川追悼ラン: The Motive

今年の夏休みの計画はこの事故のニューズからはじまった。

自転車で日本一周の80歳、自宅目前ダンプにはねられ死亡

 25日午後1時50分ごろ、長野県小谷(おたり)村北小谷の国道148号外沢トンネル内で、自転車で走っていた同県小川村瀬戸川、無職原野亀三郎さん(80)が、小谷村中土、運転手田原登さん(22)のダンプカーに追突され、全身を強く打って間もなく死亡した。

 大町署などによると、原野さんは自転車での日本一周旅行から戻り、自宅まであと30キロ余りというところだった。

 原野さんが旅行の途中で立ち寄った福島県新地町の旅館のおかみ村上美保子さん(58)によると、原野さんは昨年4月に長野を出発した。日本海沿いを北上し、北海道を一周した後、太平洋沿いに本州を南下する途中の同7月に、村上さんの旅館に泊まった。

 原野さんは「鎮魂」と書かれた紺色のTシャツを着ていて、「多くの友人が戦死した。残された私が青春を楽しまないと、彼らに合わせる顔がないんです」と村上さんに語ったという。

 自宅の近所の人によると、原野さんは、約5年前に東京から長野に移住し、独り暮らしだった。ヨーロッパを自転車で回ったこともあったという。
自転車乗りなら、一度は夢見る日本一周。それを 80 歳という高齢でされていた。「若くして逝った戦友たちのため」という志にも心打たれた。貴重な戦争経験者をまたひとり失った。報道によって残された距離は 20-40km とちがうけど、残りわずかだったことにはかわりはない。悔しかっただろう。

「よし、原野さんを追悼しに行こう。もちろん自転車で、自走で、原野さんが果たせなかった区間を走ろう」。賛同してくださったのはちこさんと mee さん。全行程は同行できないので、長野県の木崎湖キャンプ場で合流することになった。自転車であちこち走られているこのお二人からは、ルートの選定や宿泊箇所の提案、自転車走行時の危険な箇所も事前におしえていただいた。

続く。

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