2008-05-28

BRM517: Report

遅筆にもほどがあるw

例のごとく睡眠時間は確保できず。帰宅したのが 22:00、寝床に入ったのが 23:00、起床は翌 2:00。強めのコーヒーを煎れ、トーストにスライスしたバナナをのせて、おおめのハチミツ、シナモンシュガーをかけてほおばる。いつものロングライドの朝食。

3:00 忘れ物がないかを確認して出走。スタート地点の青葉公会堂まで 30km の自走。青葉 200 のときもそうだったけど、ちょうど金曜日の夜が終わりかけた六本木を通る。アマンドまえの交差点はタクシーと泥酔者であふれかえっている。この日はお姐コトバのおじさんに声をかけられた。「どこまでいくの?」彼 (?) はピナレロに乗っているとのこと。「ちょっとさわらせてもらっていいかしら?」自転車にさわるのかと思ったら、身体にさわられたw そのことをあとでランドヌールの方たちに話したら、「そういうひとにモテそうだもんねー」と。よく (期待をこめて) 云われるけど、そんなことはないです。彼ら (彼女ら?) の好みはもっとマッチョな方かプニプニ系の、肉付きのいい方たちだと思われます。

ちょうど中間地点の上馬のナチュラルローソンで姫をひろう。んー、ピンクがよく似合う。姫は Mostro 着用。はやってるなー。246 を姫を牽いて走って、ちょいと早めに青葉公会堂に到着。とはいえ、すでに数十人のランドヌールがすでに到着していた。

馬車が到着するまえに受付がはじまってしまい、姫と列に並ぶ。と、受付中の姫が振り返ってニコッとする。なにかと思ったら、姫は整理番号 6 番を受け取っていた。オレは縁起のいい整理番号をゲットできた♪

まもなく馬車も、本日二頭立てのもう一頭、久翆さんもあらわれて受付。顔見知りにご挨拶。するとブリーフィング開始。90 人の参加とのこと。昨年は 40 人だったらしい。この人数のため、スタートを整理番号順にしたらしい。倍増である。上沢 S 後、最初のトンネルにシークレットポイント。トンネルの標識に書かれている山梨県知事をこたえなさいとのこと。

ブリーフィング後検車、スタート。このとき、尾灯はフレームに固定していなければいけないことを初めて知った。つまりサドルバッグになどにつけているだけの場合は厳密には NG らしい。姫とオレはかなり若い整理番号だったため、いちばん最初のグループでスタート。でもおたがいの連れを待つため、ゆっくり走る。まもなく久翆さん、chicoryn が追いつく。そして姫のお連れさんも。

連れを待っているあいだに何人にもに抜かれたけど、ある程度集団になって走る。青葉 200 の試走も含めて何度も走ったこの路は、もうずいぶん短く感じた。朝早くて渋滞していなかったせいかも。前回は休憩した高尾のコンビニも今回はスルー。そのまま大垂水峠に進む。姫とお連れさんは高尾山口で 1 回目の休憩をとるとのことで離脱。

峠にさしかかるとここまで 10 名ほどの集団で来たけど、これがバラける。集団先頭は久翆さん、chicoryn そしてお尻になぜか 7。久翆さんは集団のスピードが落ちると、先行しはじめる。7 も負けじと追いすがるけど、けっきょく峠までその差を詰めることはできなかった。

chicoryn の到着を待っているあいだに身体を冷やして、もよおす尿意。くだりは久翆さんに牽いていただいて、PC1 セブンイレブン小原店に駆け込む。

買い物を済ませると、久翆さんも chicroryn もトイレに行きたいとのこと。ところが PC1 ではまだ参加者がバラけておらず、トイレ渋滞が発生してしまう。ふたりは rie さんとその師匠さんに案内していただいて相模湖駅駅前の公衆トイレに先に行ってしまった。そそくさと補給をすませてふたりを迎えに行くと、相模湖駅前の交差点にちょうど出てきたところだった。

日蓮入口の交差点で甲州街道を外れ、雛鶴峠へ向かう。ここからは初めて走る路。相模湖に架かる橋へグッとくだって、グッと登る。ここで久翆さんがアタック。負けじと追いすがるも、ペダルが外れてしまった。と、ここで右への分岐を見つけて、こちらかと思ったら rie さんたちに「ちがうよー、こっちだよー」と嗜められる。本日 1 回目のロスト未遂。ここから rie さんたちは先行していたものの、正しい分岐で我々を待っていてくれた。ありがたい。

本格的な登りがはじまると、久翆さん、7 の 2 頭の馬は馬車を置いてあそびに行ってしまうw T 字の分岐で自販機を見つけて久翆さんは給水。7 はコーラをゴクゴク。そのあいだに何人もがスルー。姫も追いついた。あれ? chicoryn は? と思ったところで chicoryn 通過。「馬がいなくなっちゃうんだもんー」と不平をぶつけるも、楽しそう♪ 7 がコーラを飲み終わると、追撃開始。姫、chicoryn、rie さんを含む何人かをパスする。と、あれ? 久翆さんがついてこない? どっか具合がわるいのかなーと様子を見ながら登っているあいだに峠のトンネルに着いてしまった。


「たれちゃったよ」。なんと、久翆さんよりも先に着いちゃった♪ 「ヘルメットのライトを投げ捨てたくなったよ」。いや、それだけおおきなのをつけていれば…。7 のヘルメットのライトは軽量の部類に入ると思うけど、だんだんその重みを感じてきた。そういえばバイクもライトも重量級。7 の鉄バイクよりもずいぶん重いはず。そっかー、ハンデをつけてくれていたんだね。

ほどなく chicoryn 到着。相模湖からここまでは車も少なくていい路。また来たい。トンネルを抜け、PC2 セブンイレブン都留井倉店へグッとくだる。意外と疲れていたらしく、セブンイレブンの看板が見えるとホッとした。PC2 ではブルベ参加者以外にも外人のサイクリストがいて、7 の Cinelli に反応していた。と、彼のバイクを見に行くと、彼のも Cinelli MANMACHINE。話をきくと、ほかに Cinelli を 2 台所有しているとのこと。

ここで TEAM MOGMOG のジャージのデザイナー、ALEX* さんとお会いできた。

少しまったりしすぎたけど、出発。少し走ると禾生駅前に出た。青葉 200 でお昼にしたおにぎり屋さん、おむすびのおおみやの前を通過した。そうか、PC2 はチェックだけして、ここで補給してもよかったんだね。

甲州街道に出て、笹子峠に向けてだらだら登る。ここはトラックが多いから 3 人かたまって。とちゅう chicoryn が笹子トンネルに入る前にヘルメットの尾灯をつけたいからどこかで停まってくれと指令。トンネル直前に旧道との分岐があるからそこでもよかったんだけど、ふたりに見せたいものがあったのでもちょと手前の笹一で停車。





久翆さんはえらく気に入ってくれた♪

去年、夏と秋にここに来たときには等身大のラオウがあったけど、撤去されてしまった模様。



chicoryn のヘルメットの尾灯はつけたけど、怖い怖い全長 2km の笹子トンネルを前にしてやっぱり旧道との分岐で一旦停止して、久翆さんを先頭に 7 がケツ持ちの体勢を整えて再出発。と、スタッフの方々がトンネル直前に補給所を設けていてくれた。こういった心遣いがありがたい。

けっきょくトンネルはお昼時という時間帯がよかったのか、ほとんど追い抜くトラックと遭遇することはなかった。

トンネルを抜けると、甲府へ一気にくだる。とちゅうぶどう畑を眺めながら、昨年の夏を懐かしんだ。chicoryn は感慨深げに「こんなところまで来ちゃったんだ」と。

平坦区間に入ると立体交差が多いけど、今朝のブリーフィングであったように、軽車両進入禁止の標識を見落とさないようにして、まちがえて侵入しないように注意を払った。

しかし笹子を越える前あたりから、いままではちょくちょく追い越したり追い越されたりしていた他のランドヌールにまったく出会わない。竜王までは甲州街道 1 本なので、間違いようがないはずなんだけど。と、竜王手前でやっとふたり組のランドヌールに追いついた。

竜王立体を左折してしばらくすると、ポツリポツリときた。どうやら chicoryn と鰍沢に近づくと降られるらしい。と、釜無川をわたる橋に後輪のないワンボックスが停まっていて、運転手らしい男性が電話をかけていた。脱輪だろうか? こえー。

PC3 山梨八田店。シューズのベロクロを締めすぎていたせいか、足が痛い。靴を脱ぐ。このあいだ浜松まで走ったときもそうだったけど、どうやら平坦区間で疲れてしまうらしい。


重くなってきた腰を上げて走り出し、バイパス下の R52 に出たところでえらい向かい風。ただでさえ平坦の直線が苦手なのにこれは堪える。と、先行する男女ペアを見つけて、これ幸いと後ろにつかせていただく。男性はつねに女性の前に出て安定したスピードで風よけになっている。うーむ、本来はこうあらねばならないのだが…。この男性、のちに chicoryn がみっけて、自転車ログの yoko99 / ゲツメンさんと判明。ある程度休ませていただいたところで、前に出る。

上沢 S 以降は本栖みちの長い長い登り、本栖湖までコンビニなどの休憩ポイントはないとのことで、手前のローソンでひとやすみ。ここは沼津 400 の帰路でも利用した。ここでも TEAM MOGMOG の方がいらしていた。富士ヒルクライムに向けて自主練なのだとか。ここまでの富士川沿いの平坦区間で向かい風にやられてだいぶへこたれた。だれた身体に鞭打ち、えいやっと本栖湖を目指す。

と、常葉バイパス南の交差点でまたもロストしそうになる。ここは右折が正解。キュー・シートにはなかったけど、先頭を走っていて表示を見ていなかったオレが悪い。

登りに入ると元気が出てくる♪ いや、たいして速かないんだけどね。久翆さんもついてきたので、例のごとく馬車を置いてあそびに行ってしまう馬 2 頭♪ と、シークレットポイントのトンネルに差し掛かる。じつは 7 はこのシークレットポイントのことをすっかり忘れていて、ここで先行していたランドヌールが停まっていなければ、スルーするところだった。chicoryn たちも追いつくも、またも馬 2 頭は先行してしまう。

しかし聞きしに勝る本栖みち。傾斜も距離も半端ない。久翆さんがいなかったらこんなペースじゃ登れなかった。おかげでたのしく登ることができた。久翆さんがいなかったら目の前に出てくるとんでもない角度のガードレールにめげていたことだろう。とちゅう chicoryn を待って立ち止まり、いっしょに本栖湖に着いた。その間、またゲツメンさんとランデヴー。ゲツメンさんはトンネルでは相方さんを先行させてご自分は後続の車から護っている。うーん、ナイトの鑑である。馬車を置いてあそびに行ってしまうどっかの馬とはできがちがうw

本栖湖に着くと、さすがに気温が下がってきた。ウインドブレイカーを着込む。ここで翌日仕事のある久翆さんには先に行っていただくことにして、chicoryn とのふたり旅がはじまった。陽はすでに落ちかけ、山中湖に着く頃にはすっかり真っ暗になってしまった。こうなると路面の状況が気になってやたらと神経をつかうようになってくる。そして足りない睡眠時間がここにきて利いてくる。

ひいこらいいながら PC4 山中湖平野店に着いた。もうほとんどランドヌールは残っていないかと思っていたけど、案外たくさん残っていて安心した。あちこち限界である。姿勢を変えるたびに言葉にならない声が漏れる。青葉 200、沼津 400 でもお見かけしたおいちゃんさんとお話することができた。走っているときはいつも追い抜いているはずなのに、いつのまにか前を走っていて、また追い抜く。おいちゃんは、コンスタントに走り続けることができて、休憩が少なく短い。一方 7 は休憩が多くてしかも長いのだ。結果いつもおいちゃんには先にゴールされてしまう。なんとなく憧れていたひととお話ができて、少し元気が出てきた。久翆さんは急ぐために先に出発してしまった。7 と chicoryn は充分休憩をとって、重い腰をあげた。

ここからは山伏峠まで少し登って、あとは道志みちをガツンとくだるだけ。ところが登りのとちゅうで降り出してしまった。そして襲いかかる睡魔。ただでさえくだりでは必要な集中力が切れそうで、とちゅうで路肩に自転車を立てかけて少し休む。これがよくなかった。走り出してリアがパンクしていることに気づいた。自転車を立てかけた路肩がすこし汚れていたのが気になったけど、かまわず立てかけたしまった。おそらくそこにあったゴミをタイヤが拾ったのだろう。冷たい雨の降りしきる暗闇の道志みちでパンク修理。次々と降りてくるランドヌールたちが心配そうに声をかけてくれる。これだけでもずいぶんありがたいけど、パンク修理つきあってくれた chicoryn にはほんとうに感謝だ。

青山の交差点に出ると、すこし元気が出てきた。青葉 200 のまえに 2 度も試走し、当日も走って今日は 4 度目。もう慣れた路だ。この間も何人かのランドヌールたちとお話をした。ブルベも終盤に差し掛かると、お互いに声を掛け合ってくるような気がする。本人たちは意識していないのかもしれないけど、ゴールが見えてきて、なんとなく励まし合っているように見える。この雰囲気が好きだ。

津久井青山店では、ほとんどのランドヌールはまさにいま出発しようとしているところ。我々が出発するころには、 4 人の小集団となりった。先頭はゲツメンさんと相方さん。新小倉橋で右車線に入るのを相方さんが躊躇しているところで 7 が chicoryn の指示で前に出る。ここからゴールまで 7 が牽くことになる。街中にはいったとはいえ、疲れからかハンドサインのタイミングがむちゃくちゃになっていた。この小集団の方々にはたいへん迷惑をかけてしまった。ロストすることはなかったけど、まちがえてハンドサインを出してしまって chicoryn に嗜められる場面が何度かあった。

先にゴールしたランドヌールたちの祝福を受けてゴール。市ケ尾関口商店は、小さな工場のようなところだった。記録は 18:56。レシートとブルベカードの提出。メダルを希望して 1,000 円支払う。スタッフの方々の祝福と、用意していただいたコーヒーとおかし。すべてがありがたい。1 時間ほどダベって、最後のランドヌールを見届けて帰路に就く。と、久翆さんが先に帰ってしまったので、chicoryn を送ることにする。が、そのまま chicoryn の申し出を断れず、chicoryn 邸に泊まってしまった。熱いシャワーに身体の表皮がはがれていく感じがした。

chicoryn は沼津 400 よりもキツかったと宣っていたけど、オレは沼津 400 よりも楽しかった。スタッフのみなさま、いっしょに走っていただいたランドヌールのみなさまに感謝だ。

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今週末は BRM531、沼津 600。これを走りきれば Super Randonneur、いわゆる SR を獲得。とりあえず一区切り。馬車を牽く力強い馬車馬のように見えるけど、じつは励まされながら (鞭打たれながら?) 走る気弱な馬です。序盤と終盤の富士川からゴールまでの平坦区間が憂鬱です。無理せず完走を目指します。これが終わったら、ふつうのサイクリングがしたい。天気のいい日に時間に追われず、景色のいいところを眺めて、美味しいものを食べて、温泉につかって、帰りの輪行でビール呑んで。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    なんか過分に紹介されていて照れます。
    この日は寒かったのであまり休まず走ってましたがいつもは休憩が多いと評判です。

    馬車を引いての長距離、ご苦労様です。人のペースで走るのは大変と思います。
    今週末、頑張って下さい。

    私はちょっとまだ参加できるか不明です。

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  2. わあ♪ コメントありがとうございます♪

    > 馬車を引いての長距離、ご苦労様です。人のペースで走るのは大変と思います。

    いえ、じつは chicoryn のおかげでオーヴァーペースにならずにすんでいるんです。chicoryn は 7 のリミッターなんですw

    > 今週末、頑張って下さい。

    はい!! ありがとうございます!!

    明日は東京駅まで自走して、新幹線で行くつもりでしたが、天気が微妙なので輪行袋につめちゃいました。

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