バンクを走ろう！

昨日 batchan のお声がけで立川市民自転車教室に参加してきた。初バンク、初固定。

40km 弱靖国通り→青梅街道→五日市街道と自走して立川競輪場へ。この日は南西の風が強く、とても温か。冬用のジャージ、裏起毛のロングレーパン、冬用キャップ、グローヴは大失敗。終日体温調節がまったくできなかった。

# キャップとグローヴはおニューで試したくてしかたがなかったのだけれども。

ご挨拶もそこそこに乗ってきた自転車は場内に置いて、さっそくバンクに入る。バンク内はクリートのついたビンディングシューズでの歩行は厳禁。そとで持ってきたスニーカーに履き替えてはいる。バンクはビンディングシューズでかんたんに傷がついてしまうのだそう。

さて、7 はピストを持っていないので借りなければならない。バンクの地下へ降り、貸し出し用のピストを運び出す。

こんなサドルがついている。えらく細い。押してみるとカチカチ。短時間しか座っていないので、快適性よりもペダリング優先なんだろうけど、これは強烈。

と、タイヤに空気が入っていないようなので空気を入れてもらうことに。ところが見慣れたフレンチバルブではなく、みなさんにお持ちいただいたポンプでは空気が入らない。で、バックストレート裏にある車検場で空気を入れることに。もうなにもかもが初めてだけれども、初めて入る車検場にもドキドキ。コンプレッサーで送られてくる空気を入れていただいた。ついつい選手と思われるお手伝いの方にやっていただいたけれども、申し出て自分でやればよかった。なにごとも経験だ。もどるときになにも考えずにバンクに出てしまったのだけれども、出るときはちゃんと自転車が来ていないか確認するようにと注意を受けてしまった。

そしてペダル交換。もともとはトークリップのついたペダルがついているけれども、ペダルはふだん使い慣れているペダルをつかってもいいということで、あらかじめ持参。てか乗ってきた自転車のを外しただけなんだけれども。いつもの SPD を取り付ける。そしてポジション出し。といってもピラーの調整だけだけれども。ちと低いような気もするけれども、プロに見てだしてもらったのだからこれでよしとしましょう。

ハンドルはとうぜんピストハンドル。ロードのものとくらべてほとんど肩がなく、とうぜんブラケットもついていないので握れるのは下ハンの数カ所と上もステムの両脇くらい。フレームもシートポストが立っているので、かなり前傾がキツくなる。

7 はダンシングしたあとに脚を止めてから座ると云うあまりよくないクセがあるのだけれども、固定というのを忘れていて、前に飛び出しそうになってしまった。また、ブレーキがついていないので止まるときは、脚を止めずに回しながらバックを踏んで減速、止まるギリギリで足を外して足をつくと云う一連の動作を身につけなければならない。慣れればなんてことないのだけれども、たまに忘れていたりするので注意。

アップは 400m のバンクを 30 周回。はじめは下のほうを走ってみる。そのバンクの角度にビビる。外のほうを走っているひとのホイールは自分の目線よりも上にある。「こんなの登れねーよ」なんて思いながら走っていくうちに走ってみたい衝動に。実際走ってみると意外と走れる。はじめはずり落ちないかとおそるおそる登るバンクも、駆け下りるときの加速がキモチよくなってみたり。

そしてセントラと云われる 1000m TT。出走台 (?) をつかってのスタート。このときはビンディングシューズでバンクのなかを歩かざるをえないのだけれども、傷をつけないようにそろりそろりと歩く。出走台にセットされた自転車に跨がるときは、いつもは前に出ているペダルから足を乗せるけど、うしろから乗せないと自転車が前に飛び出してまうという注意を受ける。

Photo © いっしーさん

1000m は 2 周半。バックストレートからスタートする。こういう短距離で力を出し切る競技は高校時代の陸上でも苦手だったけれども、まーひどい成績。bathcan が記録をつけてくれたけれども、いまも見たくないw

そしてハロン。2 周回して最後の半周を計測する。さいしょのバンクは下を走り、つぎのバンクを駆け上がって、そのつぎのバンクは最上端まで駆け上がる。そしてそのくだりの加速を利用して最後の半周のタイムを計測すると云うもの。'15"01 でした orz

Photo © とらさん

その後「ハロンて何語だろうねー」という話題になったけれどもその場ではわからず。競馬でも使われる言葉のようで、英語らしいということまでわかったのだけれども…。で、調べてみた。

ハロン (単位) - Wikipedia

ハロン(furlong、ファーロングとも)は、ヤード・ポンド法における距離（長さ）の単位である。

定義は時代によって異なるが、現在は1ハロン = 220ヤード = 660フィートとなっている。1ヤードが0.9144メートルと定義されているので、1ハロンは201.168メートルとなる。

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furlongは、古英語のfurh（鋤で鋤く）とlang（長い）に由来する。

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日本の競馬では便宜上、1ハロンを200mとして換算している。

へえ。

その後クールダウンで数周回。きほんてきにおなじところをグルグルとか、往復って大嫌いな類のものだったけれども、この日は楽しくって終始ニヤニヤしっぱなし。短い時間だったけれどもぎゅっと濃い時間だった。貴重な機会を設けてくださった batchan ほかごいっしょしてくださったみなさんに感謝。また機会があったら走ってみたい。

帰りは横浜に用があったので日野橋から多摩川サイクリングロードへ。まー向かい風でぜんぜん進まない。暑くなって立ち止まって冬用キャップを脱いでいたところで tictac さん、モミアミモさんの列車に抜かれる。そうかー、あれに乗ればよかったのか (ちぎられるけど)。

帰りは自前のロードなのに、脚を止めるときにちょと躊躇してたw