2007-04-24

Aubrey Beardsley

このあいだ谷根千エリアを徘徊したときに、〆に寄った弥生美術館蕗谷虹児展。そこで観た白黒の作品が、誰かの作品に似ているなーと思って思い出せなかったのが今になって思い出した。

オーブリー・ビアズリーだ。

虹児との接点はないかとちょこっと調べてみた。けど、ビアズリーは虹児が生まれた年に亡くなっている。ビアズリーの活躍の場がロンドンであったのに対して、虹児は主にパリ。共通点と云えば、ふたりとも挿絵画家であったことと作風が艶っぽいこと (虹児の作品はビアズリーのものほどあからさまじゃないけど)。

ビアズリーと云えば、オスカー・ワイルドの「サロメ」が有名。オレのビアズリーの印象も、このころの作品のものが強い。ワイルドはビアズリーの絵を「日本的だ」と評したらしい。この時期にビアズリーは短期間パリに滞在したとのこと。なんとなくオレが感じたところに近づいた♪

調べものの愉しみ、寄り道。オスカー・ワイルドのちょっとおもしろいエピソード。ワイルドは恋人を知人ブラム・ストーカーにとられている。ゴシック・ホラー・ムーヴィー、リーグ・オブ・レジェンド (原作はコミック「The League of Extraordinary Gentlemen」) ではドリアン・グレイ (ワイルドの作品「ドリアン・グレイの肖像」の主人公。映画のなかでも不老不死。コミックには未登場で、映画のオリジナルキャラクター) とミナ・ハーカー (云わずと知れたブラム・ストーカーの代表作「吸血鬼ドラキュラ」に出てくる、キーパーソン。主人公ジョナサン・ハーカーの婚約者。コミック / 映画のなかでは吸血鬼として描かれる) は恋人同士として描かれている。

0 件のコメント:

コメントを投稿