Stage 17: Lienz (Austria) - Monte Zoncolan, 142km
最後にたった 10km で標高差 1203m、最大勾配 22% (!) を登る Monte Zoncolan が控える、重要ステージのひとつ。このステージも本当に最後の最後にしか観れなかったステージ。
この重要ステージでまた Saunier Duval が Simoni、Piepoli とワン・トゥーを獲った (この写真のキャプションは Double V ってあるけど、下のバンザイくんをいれると 4 つ V があるなw)。
Piepoli の山岳アシスト職人っぷり、Simoni のうしろで両手を挙げるその献身的な姿は、何度見ても泣かせる。今大会のベストショットのひとつ。
Simoni は斜度のキツい山岳のほうがライバルとの差を広げやすいのか。いままでの山岳なんかヌルくてやってられなかったのかもしれない。山岳スペシャリストをそろえた Saunier は、見事難関 3 ステージをそれぞれエース格の選手が制覇。SCOTT もスペシャルバイクをそろえたかいがあったというもの。
今年の Japan Cup や CYCLEMODE あたりでお目にかかれるかも。
そして Andy “弟” Shrek。とくに攻撃する姿は見せないけど、とにかくついてくる。とんでもない 21 歳。
また Liquigas は Di Luca のためにアシストを残せなかった。せめて Pelizotti がいれば…。Di Luca は Cunego がいなかったら、Simoni とのタイムをこんなに詰めることはできなかったんじゃないかな。
Zoncolan は車が入れないらしい (斜度の関係?)。チームのメカニックは 3 輪のオートバイに乗ってフォロウする。
Simoni の勝利も素晴らしかったけど、特筆すべきはマリア・チクラミーノの Petacci が、Simoni からたったの 11 分遅れでゴールしていること。しかも Milram のなかでも最上位。この難関で励まし要員を必要としなかったどころか、チームの誰よりも速く登りきってしまった。
「ひとりでのぼれるもん」
Stage 18: Udine - Riese Pio X, 203km
主要ライバルがチマコッピや Monte Zoncolan にたたき出されたとはいえ、Milram も 3 人のリタイアを出して完璧な列車を組めない中、 Petacchi が長い、ほんとうに長いロングスプリントをぶちかまして今大会 4 勝目をもぎとる。ほんとうに全力を出し尽くし、ウイニングポーズもとれず、ゴール後のインタヴューでも疲弊しきった姿をあらわにした。ゴール前 1km あたり、各チームが位置どり争いをしているときに Ag2r の選手 2 人 (Alexandre Usov とあともうひとり) が直角コーナーを曲がりきれずにバリアーに激突していた。このクラッシュに巻き込まれた Paolo Tiralongo (Lampre-Fondital) のフレームがポッキリ折れていた。
お、ポ王子来てたのか。着てるのはジャージじゃなくてポロシャツだね。Liquigas もジャージ以外のオフウェアをそろえるチームだね。
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