富士見町蔦木宿-木崎湖
夜中に雨が降りだした。屋根の下ではあったけれども、地面にシュラフをしいて寝ていたのであわてて一段高いところに避難する。期待していた星は眺めることができず。
思っていたよりも気温は下がらなかった。これがわかっていれば、もすこし荷物を軽減できたのになあ。こればっかりは仕方がない。荷物軽減のため、低反発 マットなどは持ってこなかったけど、案外ぐっすり眠れた。心配していた背中の痛みも、恐れていたほどはでていない。やっぱり温泉にゆっくり浸かれたことが 大きかったように思う。
この温泉つき道の駅、蔦木宿を すすめてくれたのはちこさん。てか今回の旅のほとんどをコーディネイトしていただいた。ルートの選択、宿泊地、その他アドヴァイス…。感謝してもしきれない。
朝 4 時。明るくなってきたので起きだす。盆地は陽が出る前に明るくなるのね。そのてんは都内もおなじか。幸い自販機のカップコーヒーを飲めた。この時期、冷たい缶コーヒーしか飲めない場合があるけど、朝一のドリップコーヒーがあるだけで走り出しがずいぶんとちがう。朝食は夕べ半分食べちゃったけど、その残り。 足りない分は最初のコンビニで補給することにする。準備が不充分でもなんとかなってしまう。便利な世の中だなあ。
昼間気温の高い時間帯はどうしても休憩が多くなりがちだし、走っているときもスピードが出ないので、涼しいうちに距離をかせがなくちゃいけない。サドルにまたがってみるものの、昨日の疲れが取りきれてなくて、20km/h も出せない。うむー、昨日よりは距離は短いけど、案外今日も苦戦するかもなあ。と思ったけど、しんどかったのは富士見峠を登りきるまで。諏訪湖までは長く緩やかな降り。昇りきっていない気温もあいまって、距離を稼ぐことができた。
諏訪湖に着くと、まあいるわいるわ朝練ローディー。この辺に住んでいるローディーは恵まれているね。平坦を練習したければ諏訪湖をぐるぐるできるし、峠を登りたければ富士見峠も塩尻峠もある。このあたりはまた来たい。気になる美術館もたくさんあるし。
塩尻峠をえいやっと登る。まーここもローディーがいるわいるわ。朝練も終了して、帰路に就く時間帯だったようで、抜かれるようなことはなく峠から降りてくるひとと何人かすれちがった。そゆ意味では精神的に楽だったかも。
あとは松本まで降り基調。と、ここでケータイのバッテリーが風前の灯となる。mixi 日記に経過を頻繁に書き続けていたこともあって、減りが早い。なによりも、昨晩蔦木宿で予定していた充電ができなかったのが痛い。いや、温泉の入り口に有 料の充電器はあった。風呂を浴びているあいだに充電もできた。でも休憩所でコンセントを借りればいいやと踏んでいたこともあって、利用しなかった。ところ がこの休憩所のコンセントが見事にすべてふさがれていた。同じことを考えて電気を盗む輩が多かったのだろう。あらかじめ松本の Softbank ショップを検索。駅ビルにある模様。ただし開くのは 10:00。松本に着いたのは 9:00。駅ビルが開くまで、Starbucks で時間をつぶすことにする。パンケーキウマー。コーヒーウマー。やぱ自販機のカップコーヒーとは雲泥の差だ。
と、キャップとグローブの臭いが気になりだす。Starbucks のトイレに入って洗面台でジャバジャバ洗う。備え付けの水石鹸もつかって洗う。ギュッと絞ったあと、ジェットタオルで乾かす。もともと速乾素材であることもあるけど、意外と乾くもんだ。外からはレーパンジャージのやつがトイレに入ったきりなかなか出てこず、ジェットタオルの音がやたらと鳴り響いていたの で、怪しまれたかもしれないけどキニシナイ。ああ、モラルのないやつだなあ。
10:00。Softbank ショップで充電をお願いする。おねいさんのステキな笑顔に癒される。笑顔がステキなひとは得だなあ。それだけで高得点だもんなあ。やぱ鏡を見て練習とかするんだろうか。こっちも笑顔になっちゃう。キモい笑顔になってなければいいけれど。フル充電には 2 時間ほどかかるとのこと。つぎにいつ充電できないからお願いする。それまで市内観光をしよう。
Softbank ショップでケータイを受け取り、ふたたびおねいさんのステキな笑顔を拝んでから松本をあとにする。時間は正午をまわり、一日でいちばん暑い時間帯に突入する。
あまりにもあちいので何度目にかにガリガリくん補給のために立ち寄ったコンビニで、おなじように荷物を積んだチャリダー発見。ガリガリしながら声をかけてみる。どうやら目的地はおなじ木崎湖のよう。そして東京出発であったこともおなじ。で、昨晩はどこに宿をとったかをきいたところ、なんと昨晩 20:00 ごろに都内を出発して走りっぱなしとのこと。…脱帽。そんな彼のバイクは、TOEI のツーリング車だった。7 がガリガリし終わる前に走り出してしまった。
とちゅう安曇野ちひろ美術館に寄った。これはべつにエントリーを起こす。
美術館を出て、しばらく走ったところでパンク orz まー、替えのチューブはもっていたし、どうってことないことだけど、やぱちょとへこむ。
ちこさんと連絡を取りながら、ゆ〜ぷる木崎湖到着。風呂上がりに mee さんちこさんと落ち合うことに。と、その前に体重計に乗ってみた。なんと -4kg。ひゃあああ、恐ろしいな。道中は午前中だけで水 3L、おにぎり 5 個とか食べてるのに。
無事おふたかたと落ち合い、挨拶もそこそこに、キャンプ場へ向かう。すでにテントは設営されていて、あとは宴がはじまるのを待つばかり。身体ひとつで目的地に着くと、寝床は用意され、食事の準備はだまっていても進んでいく (手伝え)。至れり尽くせりである。
焼き肉をたらふく食って、床に就く。
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